調剤薬局部長小黒が連載している雑誌『DRP ドクターズプラザ』5月号が出ました(Web版はまだ公開されていません)。
今回のテーマは、”〜震災から学ぶ、医薬品供給システムと薬剤師の役割〜 震災の医薬品供給不足を踏まえ、代替品のシェア拡大も危機管理の一つ” です。
記事の冒頭だけご紹介します。
復興に向けて見えてきた問題
東日本大震災より1ヶ月余りが過ぎました。死者、行方不明者を併せて2万人以上というこれまでに無い規模の震災は、日を重ねるごとに落ち着きを取り戻してきたように見えますが、福島県の原発事故が重なり、復興に向けてもいろいろな側面からの問題が見えてきています。
sの一つとも言えるのが医薬品の供給不足です。今回の震災では、東北地方や北関東の多くの製薬工場も被災し、様々な医薬品の生産が止まっています。特に深刻なのが、甲状腺機能低下症等の治療薬である、あすか製薬のチラージンS(成分名 レボチロキシンナトリウム)です。福島県いわき市の工場が被災して、その生産がストップしてしまいました。
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